農園紹介

オーナーあいさつ

 畑にブルーベリーを植える前は、両親がビニールハウスでキュウリを作っていました。毎年12月中旬にキュウリの苗をハウス内に植え付けていました。長男の私は、一連の作業をよく手伝いました。大汗をかいて手伝いました。暖房して、1月中旬になると最初のキュウリが収穫できました。毎年、最初のキュウリは、仏壇に供えました。
 両親は、そのハウスを解体し始めました。父が、肺癌だと分かったからです。途中から業者に解体を依頼しました。1月の寒い夜ふけに病院から電話がありました。そのまま亡くなりました。
 ビニールハウスを片した後の畑を、私は草が伸びるたびにトラクタで耕していました。時間と経費を使って耕しても、何も生産しないことに漠とした不安を抱いていました。農学部で何を学んだのか?
 その頃、ブルーベリーに出会いました。健康志向、観光農園、夏休み、若いお母さんと子供たち。未来のあるファミリーの姿がイメージできました。そして、苗を取りよせて植えたのが始まりです。
 農薬をほとんど使っていませんので、畑にはたくさんのアマガエルがいます。子供たちは、小さなカエルを手に載せて遊んでいます。自然豊かな農園でゆったりと流れる時間と美味しいブルーベリーをご賞味くださいませ。
 あれから10年。防鳥ネットの耐用年数がきました。ネットを張り替えようと業者に見積もると,予想外に高価でした。ネットを張り替えて、もう10年頑張るか? 自分の健康状態が10年もつか? 父のようにギリギリまではやりたくない、という思いがありました。防鳥ネットを解体する方が、ネットを張り替えるよりも安かったので、防鳥ネット全体を解体してもらう選択をしました。
 しかし、ブルーベリーがなくなってしまうのは、寂しいので、解体した部材を使って、新規に別の畑に規模を縮小して防鳥ネットを業者に造ってもらいました。出費がかさみましたが、これからは、お客様の喜ぶ笑顔を見ながら同じ時間を楽しみたいと考えています。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げています。


農園MAP


ブルーベリーの主な品種・紹介

北部ハイブッシュ系(6/中~7/下収穫)
あまつぶ星、チャンドラー、エリオット、エリザベス、ヌイ等、
ラビット・アイ系(7/下~9/中収穫)
ティフブルー、ビックバルトイン、T100等